柔道整復師の心得

整骨院で治療する柔道整復師の心得とは？

「屠龍技」とりゅうのぎ

昔、中国の山奥に悪龍が住みつき、時折現れては村人に害をなした。一人の青年が、「誰かがこの龍を退治しなければならない」と考え、その龍を屠る技を身につけるべく一生をかけて「屠龍の技」を磨いた。龍は二度とその村に姿を現さないまま青年は一生を全うした。村人の中には「無駄なことをした。」と笑う者もいた。しかし真実は、悪龍が屠龍の技を磨いた者が住むその村を恐れて避けていたのである。

龍の出現の有無に拘らず「屠龍の技」を磨く。ただし、現れたなら一撃のもとにこれを屠る。我々治療家の目指す所である。万が一に備えて常に訓練を重ねる。「何もないこと」と、「何もないようにしたこと」とは天と地ほどの差がある。これが新宿ライオンハート整骨院グループの治療に対する心得である。

（各整骨院にもタペストリーにして飾ってあります。）

参考にした「ハイパーレスキュー隊の心得」

上の文章はハイパーレスキュー隊の心得として存在しているようなのですが、とても共感したので当整骨院グループの治療院心得として真似させていただきました。元々は中国の故事として存在しているそうです。

ふだん整骨院で治療していても大きな外傷やひどい骨折などは、やはり最初は整形外科に行くことが多いので柔道整復師の出番は少ないのが現状です。そのため手技療法や美容系などの治療のスキルはどんどん上がっても外傷を診るスキルはなかなか上達していきません。しかし、全くそういった患者様が来ないというわけでもなく、やはりいきなりその時はやってきます。そんなときに「何もできなかった…」では治療家として、柔道整復師としてこんな恥ずかしいことはありません。

ですので、外傷やひどいケガや骨折の症例が少なかろうが何だろうが、常に研鑽を怠らず万一に備えておきたいのです。

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