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社会人から柔道整復師に転職するには

働きながら柔道整復師になれるのか?

柔道整復師は患者さんの身体に直接触れる仕事であり、専門的な知識と技術が求められます。そのため、柔道整復師になるには柔道整復師専門学校か大学を卒業しなければなりませんし、学校を卒業後、柔道整復師国家試験を受けて合格する必要があります。

では、社会人が柔道整復師を目指すことは不可能なのか?

決してそのようなことはありません。専門学校の中には夜間部を設置している専門学校があります。社会人が働きながら柔道整復師を目指す場合は、夜間の専門学校で柔道整復師の知識と技術を学び、柔道整復師国家試験を受けることになります。

 

柔道整復師専門学校には夜間部もある

昼間部の専門学校というと授業の時間は10:00〜16:00くらいになりますが、夜間部がある専門学校の授業時間は18:00以降になります。そのため、昼間働いて、就業後に学校に通うことができます。専門学校の夜間部というと、授業時間が短いため、カリキュラムが十分でないのではないかといった心配がありますが、昼間部と同じカリキュラムになっている学校もあります。

また、柔道整復師は、最近では病院や接骨院に勤務する以外に介護保険関連施設やスポーツ関連施設、健康関連施設など職場が広がっています。それらの職場の広がりに合わせて、昼間部だけでなく、夜間部でもスポーツ分野や美容分野で勤務するのに必要な知識や技術を学習できるカリキュラムを組んでいる学校もあるようです。

 

昼間は整骨院・鍼灸接骨院・整体院などで働く

夜間部がある学校の中には、整骨院や鍼灸接骨院、整体院などの勤務先を紹介してくれるところがあります。そのような学校では、昼間は整骨院・鍼灸接骨院・整体院といったところで働き、夜間は学校で勉強することができます。勉強しながら実習をしているようなものです。学校で勉強した知識や技術をすぐに現場で活用することができるため、知識や技術を大きく上達させていくことができます。

ただし、整骨院・鍼灸接骨院では国家資格を取得したものしか保険適応での施術や、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷など急性外傷などを施術することはできません。受付での仕事か、自由診療での整体などがおもな仕事になるでしょう。

 

 

柔道整復師の大変なことや苦労とは?

どんな職業にもその職業になるための苦労や、その仕事についてから大変なことがあります。柔道整復師になるための苦労とは、まずは専門学校か大学に3年以上通って、国家試験を受験する資格を取得しなければならない点でしょう。

柔道整復師は人の体の損傷を治療する医療従事者ですから専門的な技術と知識が必要になるのは当然といえますが、学校に通ってかつ国家資格に合格しなければならないのは、なかなか大変なことです。

高校卒業後に柔道整復師を目指す人が専門学校や大学に通うことは一般的な進学と変わりありませんが、社会人になってから柔道整復師を目指した場合、専門学校や大学に通わなくてはならない点は大きな負担となるでしょう。

 

柔道整復師として働くことの大変さ

柔道整復師は男女の区別なく働くことができる職業であり、さらに結婚や子育てをしながら働くことを検討することができる職業です。ですが、仕事が楽なのかというと、そのようなことはありません。

患者さんの損傷を治療するのですから、緊張感を持って仕事を行わなくてはなりませんし、柔道整復師の治療は人間の自然治癒力を利用して治療を行うため、通院が長期になることがあります。そのため、患者さんとのコミュニケーション能力は必須です。人と話すのが苦手と言っていては勤務が難しいところがあります。

また患部を固定するのに力が必要ですし、常に体を使う力仕事です。肉体的、精神的につらいと感じることもあるでしょう。

 

独立開業は更にまた別の苦労も

独立開業することができるというのは柔道整復師の魅力のひとつです。成功すれば高収入を得ることも可能になります。しかし、独立開業するとなると機材の購入から事務処理、経理処理といったことを考えなくてはなりません。人を雇えばその分の費用もかかりますから、簡単に人を雇い入れるわけにはいきません。独立開業した場合は、柔道整復師の能力以外に経営能力も必要となり、大きな責任が生じるところが苦労するところでしょう。