私が考える会社の存在とは
私は会社をそのような場所だと考えています。誤解されてしまうと困るのですが、もちろんお客様の存在はとても大切です。お客様がいなければ整骨院という事業自体が成り立ちません。しかし、お客様が幸せになっても、そこで働く社員・スタッフが幸せでなかったのなら本末転倒である、そう私は考えています。
経営者として、私が普段から意識している優先順番は
①自分の家族と、スタッフとその家族が安心して幸せに暮らしていけるということ。
②スタッフみんなが仲良く調和しあった中で充実した良い仕事ができ、お客様が健康になって価格以上の満足をし、お互いが喜びあえる関係になること。
③時流や地域の特性にマッチし、地域社会やお客様、スタッフからも強く必要とされる整骨院を作ること。
④店舗のある地域社会の繁栄と、私たちのいる業界(柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ師)の繁栄。
⑤この国の繁栄と幸福、子供たちの明るい未来
人はまず身近な人を幸せにする生き方をすべきだと考えています。半径1メートル以内の身近な存在を幸せにできない人が、広く世の中の人たちを幸せにできる道理などはありません。会社も同じで、いまいるスタッフやお客様を大事にできなければ、これから入ってくるスタッフやお客様もきっと大事にはできないでしょう。「一灯照隅 万灯照国」という言葉があるように、一人ひとりが身近な人や場所を明るく照らしていれば、やがては国全体が明るくなるのではないでしょうか。
自分と家族、社員スタッフとその家族をまずは大事にする。全ての幸福はいつも足元にあるものから!
「整骨院・接骨院の先生」は、生涯、患者様・お客様から「ありがとう!」「助かりました!」という感謝の声をいただける、とても価値あるやりがいのある職業です。その一方で、過剰な新規開業・保険請求の締め付けなどで、経営するのが厳しくなり、廃業するお店も増えてきています。いち早く組織化・グループ化に成功し、整骨院経営と現場での治療とを上手く役割分担した先生と、全てを一人でやる先生との戦力格差・収入格差は開くばかりで、今後も二極化は拡がり続けることでしょう。個人で開業するのが難しくなってきた時代だからこそ、組織に属しながらもスタッフの夢が叶えられる整骨院、個人で開業する以上にやりがいやメリットのある会社にしていきたい。
私は、現実的な理想で、それが多くの人の幸せにつながるものであるならば、努力すれば想いは必ず実現できると信じています。これからも、身の丈に合った小さな改善を積み重ね、スタッフに「ここで働けて本当によかった!」と思ってもらえるような、明るい希望の持てる会社、誰もが働きたくなる整骨院グループを、世の中への恩返しの気持ちを込めて作っていきたいと思います。
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新宿ライオンハート整骨院グループ 代表
有限会社ウトプロジェクト 代表取締役社長
宇都啓二