社員を幸福にすると言うくらいなのだから、何が幸福で、何が不幸かわかっていなければ、経営理念が嘘ということになります。
そもそも幸福とは何か?
突き詰めて考えれば、「幸福感」という個々の感情的なものをなるべくたくさん感じることだと思います。
他人から見てどんなに恵まれた状況でも、本人が幸福感を感じていなければ、結局本人は「不幸だ!」と言うかもしれません。
10人いれば10通りの価値観がある以上、こちらが「どうだ!これなら幸せだろ!」と用意した幸福の種が、相手にとってはまったく幸福と感じられない場合もあるでしょう。
結局、幸福感は本人しだいで変わってしまうものなので、会社が社員を幸せにするなんてことはおこがましいのかもしれませんが
なるべく社員一人ひとりとコミュニケーションを取り、相手の価値観を理解して、その人に合った幸福を与えてあげたいなと思います。
では、幸福の反対側にある不幸とは何でしょう?
世の中の不幸な出来事と言われるもの大部分は、大きく4つに集約されているようです。
1つめは「病気」、2つ目は「貧乏」、3つめは「争いごと」、4つ目は「悩むこと」
この4つは、個々の価値観に関係なくまちがいなく不幸と言えるかと思います。
しかも生きていれば誰にでも襲い掛かってくる現実的な不幸です。
面白いことに、上にあげた不幸の大半は、「お金」という力であっという間に解決することが可能です。
いままでたくさん、自分と家族と社員に起こった不幸のほとんどを、お金の力を使って一発で解決してきました。これからもそうします。
もちろん、人生はお金が全てなどとは思いませんが
社員の幸福感を増やし、襲ってきた不幸をやっつけるために、お金は最強の武器です。
「お金」と「相手を思いやる心」を持つことがが、経営者には絶対必要です。